仕事というのは、お金を稼ぐための手段の1つです。
でもそれだけではモチベーションは長く続きません。この仕事をすることによって得られる、「やりがい」や「喜び」というものが感じられるからこそ、仕事に長い時間でも集中することができるのです。
独立して数年間は、本当にたくさんの時間をビジネスに注ぐことになります。僕はこれを「一人ブラック企業状態」と呼んでいます。
専門家としての経験値が足りていない時期には、圧倒的な仕事時間が必要になります。
長い時間を費やす仕事だからこそ、やりがいが感じられるかどうかはとても大切です。好きな仕事であれば、趣味の延長線上でいくらでも集中することができるからです。
以下、パーソナルスタイリストのやりがいについていくつか挙げてみたいと思います。
①お客さまの変化を感じられる

まず1つ目です。
お客さまがおしゃれになって、表情が明るくなっていく。苦手だったファッションを楽しんでいる。この様子を間近で見れるのはとても楽しいことですし、大きなやりがいを感じます。
テレビでよく見る「亭主改造計画」を自分が手掛けている、このような感覚はいつになっても新鮮で楽しいものに感じられるはずです。
そしてお客さまから感謝をされます。自分がゼロから築き上げたサービスで、人が喜び、しかもお金ももらえる。これは最高の体験だと思います。
②自分でビジネスを主導する楽しさ

2つ目のやりがいというのは、起業することの楽しさを味わえるということです。
独立してから最初の2年は、とにかくたくさんの時間を仕事に注ぐことになります。僕も1日12時間近く仕事に向き合っていました。ほぼ年中無休だったと思います。
それは誰かに無理にやらされているのではなく、それだけ仕事が楽しかったからです。
ゼロから仕事を始めて、少しずつ人との繋がりが広がっていく。自分自身のスキルも格段にレベルアップしていく。その過程はとてもエキサイティングで楽しいものです。
会社員時代は、大きな組織の一部という感覚が強いですが、自分で仕事を立ち上げてからは、すべてが自分の決断で前に進んでいきます。思い立ったらいつでもすぐに行動することができますし、自由に仕事を進めることができます。
このような状態を「心配。不安」と感じる人には、正直フリーランスは向いていません。自由な働き方にワクワクする人には最高にやりがいを感じられるはずです。
僕は今になっても、毎年あたらしい試みを取り入れています。それは自分でビジネスを進めていくことに、未だにワクワクしているからです。
独立・起業は最高のゲームです。しかもあなたの工夫次第で、会社員時代の数倍の年収が得られます。きっとあなたも夢中になれるはずです。
③ライフスタイルを自由に選べる

フリーランス(もしくは会社経営者)の最大の魅力は、自分が望むライフスタイルを自由に設計することができる点にあります。
家族と過ごす時間を最優先させることもできますし、旅行もしっかり計画さえ立てればいつでも好きな時に好きなだけ行くことができます。
僕の場合、まだ子供が小さいので、家族との時間を最優先に考えています。朝は家族で食事を取り、夕方17時には帰宅。子供たちとお風呂に一緒に入り、夕食を取り、家族団らんの時間を大切にしています。
また、働く時間もなるべくコンパクトにしたいと考えているため、デスクワークの日はほとんど午前中しか仕事はしません。午後はトレーニングをしたり、今後のビジネスについて考えたり、本を読む時間に充てています。
このように、僕たちは誰かに雇われているわけではありませんので、自分の望むライフスタイルを自由に実現することができます。
僕は会社を大きくして、たくさんの社員を雇いたいという思いはありません。なるべく最少人数でビジネスを運営して、人手が足りないところは外注してプロにお願いするようにしています。
そうすればいつでも身軽な状態で、利益を最大化することができます。これも個々人の自由で、自分が望む形を選び取ればいいのです。会社を大きくすることも十分に可能です。
どのような毎日を過ごしたいのか、仕事とプライベートのバランスはどうするのか、すべて自分で決めることができる。これがフリーランススタイリストの最大の魅力だと感じています。
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