1-4 パーソナルスタイリストに資格は必要なのか?



パーソナルスタイリストはファッションが苦手な人を対象にファッションコーディネートを提供する職業です。

このような仕事はアメリカでは30年以上前から存在していました。

日本ではファッションレスキューの政近準子さんが「パーソナルスタイリスト」という言葉を生み出し、活動をスタートさせました。今から20年ほど前のことです。まだまだ日本においては歴史の浅い業界と呼べるでしょう。

このように「おしゃれが苦手な人を素敵にする」という職業は、いくつかの分野に細分化されています。

■パーソナルスタイリスト
■イメージコンサルタント
■骨格診断士
■パーソナルカラー診断士


どれも一度は聞いたことがあるはずです。これはいわゆる「流派」のようなもので、どのような理論に基づいて、お客さまを素敵にするのかという部分に違いがあります。

それぞれにメリットとデメリットがあるため、あなたはどれを軸足としても構いません。

ちなみに僕の場合はどの手法も採用していません。独自の考え方に基づき、お客さまをスタイリングしています。

パーソナルスタイリストに資格は必要なのか?


スタイリスト、およびファッションの専門家として活躍するために必要なのは「資格」ではありません。僕自身も一切の資格を持っていませんし、資格の必要性をほとんど感じていません。

もちろん資格を持っている人の中でも、活躍している人はいます。

ただそれは資格を持っているから活躍できたわけではなく、あくまで「一人の経営者として、お客さまに選ばれるための努力と工夫を欠かさなかった」からに他なりません。

むしろ資格というものには注意が必要です。

なぜなら、資格を取るためには、たくさんの時間とお金が掛かるからです。僕たちの仕事はお客さまを素敵にすることです。そのために、パーソナルカラー診断や骨格診断が必要なのかというと、僕はマストだとは思いません。

お客さまとまっすぐ向き合い、お客さまがどんなことを悩んでいるのかを知り、お客さまが望む「新しいスタイル」をご提案する。それさえできれば、資格は特に必要ありません。

実際のところ、パーソナルスタイリストやカラーの専門家と呼ばれる人たちよりも、普通のショップの店員さんの方がよっぽど高い提案スキルを持っている場合も少なくありません。彼らはお客さまと向き合う能力が圧倒的に優れています。

また、資格を取ったからといって仕事が取れるわけではありません。せっかく資格を取るまでにお金と時間をたくさん使ったのに、仕事が取れなかったらまったく意味がありません。僕はこのような人たちをたくさん見てきました。これでは本末転倒です。

前の記事でも書きましたが、いくらお客さまを素敵にするスキルが高くても、そもそもお客さまを集める方法を知らなければ、いつまで経っても実際の仕事にはありつけません。ここで失敗をしている人が本当に多いのです。

資格を取るのは後からでも十分




カラー診断、骨格診断、イメージコンサルタントの資格・・・これらを取得するためには50万円以上の費用が掛かります。中には100万円以上掛かる場合もあります。

それはあまりにお金を掛けすぎです。独立してビジネスが軌道に乗るまでにはある程度の時間が掛かりますので、手元に運転資金を残しておくことが大切です。

起業する前からやたらにお金を掛けてしまうのはあまりにもリスキーです。

実際にお客さまにスタイリングを提供してみた上で、「もっと専門性があった方がいいな」と感じたら資格を取得するのでも遅くはありません。

それにカラー診断も骨格診断も、専門書籍を5冊ほどしっかりと読むだけで、概要は理解することができます。あとは現場での実践を通しながら、お客さまのアドバイスの中に取り入れていけばいいのです。それだけで十分に説得力が増します。

貴重なお金と時間を掛けて、本当に資格取得する必要があるのか。僕の答えは「NO」です。それよりもビジネスを軌道に乗せるために、時間とお金を使っていく方が遥かに有益だと考えています。

資格は取るものではなく、◯◯するもの


僕には持論があります。

資格は取るものではなく、発行するものです。

これはどういうことかというと、資格というのはどの業界にも存在します。料理の資格、心理学の資格、お掃除の資格、なんでもそうです。それはなぜだと思いますか?

資格を発行する側こそ儲からからです。

パーソナルスタイリストとして個人を対象にスタイリングをするよりも、パーソナルスタイリストになりたい人を集めて、スクール運営する方が儲かります。だからスクール業というのはどの業界にも存在するのです。

あなたは資格を取ることを目標としてはいけません。どうせだったら、資格を発行する側になること。スクール運営をすることを目標としてください。

僕自身もこの講座を通して「稼げるスタイリストになるためのノウハウ」を提供をしています。これもまた収益の1つの柱になっています。

あなたもスクールや資格獲得に多くのお金を投資する側になるのではなく、ビジネスの一環として「スクール提供側になること」を目指してください。

同業他社も実は資格を持っていない




よく同業他社を研究してみると、活躍しているスタイリストほど資格を保有していません。

■フォースタイル
■ソーニョスタイリング
■ライフブランディング
■エレカジ
■チェンジングミー
■ソースタイリング

これらのトップランナーたちが「資格は必要ではない」ということを証明してくれています。それぞれの会社が独自のサービス提供を行うことで、「お客さまから選ばれる存在」になったからこそ、活躍できているのです。

あなたも資格取得に力を注ぐのではなく、自分ならではのサービスを考え出し、しっかりと集客活動に集中すること、そして実践を通してスタイリングスキルを高めていくことに集中してください。

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