1-8 スタイリストとして独立するタイミングの見極め方



あなたは今、どんな仕事をしていますか?

「これから独立したい!」という思いを持ちながら、会社員をされているかもしれません。中には既にスタイリストとして独立しているかもしれません。

パーソナルスタイリストという職業は、すぐに収益を出せるものではないということを今までに何度かお伝えしてきました。

まったく知名度のないところから始まり、ファッションの専門家として色々な人に認知してもらう。そして「あの人にスタイリングしてもらいたい」とお客さまに思ってもらうようになる。ここまでにはそれなりの時間が必要になります。

僕の場合、パーソナルスタイリスト1本で生計を立てられるようになるまでに3~4年ほど掛かりました。その間は、独学で学んだホームページ制作の仕事をしたり、カメラマンの派遣の仕事をしたり、お金になりそうな仕事は色々と試しました。

なぜここまで時間が掛かったのかというと、何の知識もないまま、手当り次第にビジネスを始めてしまったことが最大の原因です。でもあなたは違います。独立前にこうして知識を身に着けています。僕に比べて、はるかに賢い選択をしていると思います。

それでも、きっとパーソナルスタイリスト1本で生計を立てられるようになるまでは、少なくとも1年半〜2年くらいは掛かるでしょう。それを覚悟しながら、今後の計画を立てていく必要があります。

パーソナルスタイリストとして独立するタイミング


今、お仕事をされている方は今の仕事をいきなり辞めないでください。やめたら最後、収入が安定するまで時間が掛かります。正直あまりおすすめしません。

まずは副業としてスタイリストの活動を始めてください。お休みの日を利用して独立準備を進めるのです。こちらの講座の内容を参考にしながら、コツコツと準備を整え、少しずつスタイリストとしての実績を積み重ねてください。

月間で5名集客、もしくは月に15万円以上の利益が出るようになったら、会社を辞めて本格的に独立をしてください。

正直、一番大変なのはここまでの過程です。0から月15万円を稼げるようになるのと、月15万円から月50万を稼ぎ出すのとでは、圧倒的に前者の方が難しいからです。

ですので、独立前にある程度のお客さまを持ち、収益を上げられるようになることを目標にしてください。

独立したての頃は毎日が楽しいです。夢に満ち溢れています。すぐに上手くいきそうな気がするものです。でもそんなに簡単にはいきません。僕は大苦戦しました。おかげで消費者金融でお金を借りるところまで行きました。

ですので最初の1〜2年は会社勤めをしながら、パーソナルスタイリストとしての独立準備をしてください。

既に独立した人は・・・




既に独立してスタイリスト業を始めている人は、他の仕事をしながら生活の基盤をしっかりと築くようにしてください。

僕がもしそのような状況でしたら、以下のような職種で戦略的に働くと思います。(アルバイトとして)

①オーダースーツ店
②セレクトショップ
③WEBマーケティング会社
④ベンチャー企業


①の場合、麻布テーラーのようなメジャーなお店が良いかと思います。スーツのフィッティングをしっかりと学んでおけば、パーソナルスタイリストとしてもその知識は大いに役立ちます。

実はパーソナルスタイリストの仕事の1つとして、オーダースーツ業を取り入れている人は少なくありません。(後ほど詳しく解説します)

ゼロから始めるよりも、既に経験がある状態から始めた方がスムーズです。パーソナルスタイリスト業と並行して、オーダースーツ店での経験を積んでおくのも良いでしょう。

②はUNITED ARROWSやベイクルーズ、シップスなどの大手でも良いですし、個人店レベルのアパレルでも構いません。実際に接客を通して、お客さまへの提案力を磨いていくのです。

僕はアパレルショップでの勤務経験がないため、接客に慣れるまでにそれなりに時間が掛かりました。アパレルで勤務しながら、お客さまに踏み込んだ提案をしてくことはとても良い経験になるはずです。

③④はまったく異なる方向性です。あえてアパレルではなく、ビジネスを学ぶために③④を選ぶのも賢い選択です。

僕たちの仕事にはWEBマーケティングの要素は欠かせません。実際のプロはどのようにマーケティングを行っているのか。現場で経験することも貴重な財産になります。

またベンチャー企業でビジネスの成長を体感することもとても深い学びになります。僕たち自身、1つの企業を育てていくわけです。ベンチャー企業に勤めることで、ビジネスを育てる疑似体験をすることができます。

このように、生活基盤を整えるために、戦略的に「副業」を選ぶようにしてください。パーソナルスタイリストとしての独立に影響を及ぼさない職種を選ぶのはあまりにもったいないことです。

働きながら確実に経験を積むことができる職種を選ぶようにしましょう。

パーソナルスタイリストの年収について


シビアな話ばかりしてしまいましたので、最後にちょっとだけ夢のある話をしたいと思います。

パーソナルスタイリストとして一体どれくらいまで稼ぐことができるでしょうか?

マンツーマンビジネスですので、そこまで大儲けはできませんが、年商1,000万円を目指すことは十分に可能です。

まず目標として会社員時代の年収を越えてください。その後は1,000万円の壁を突破してみてください。誰もが一度は憧れる、1つの到達点だと思います。

僕は5年目で年商1,000万円の壁を越えました。それからも着実に売上を伸ばしています。

パーソナルスタイリストで年商1,000万円を越えている人はそんなに多くありません。全体の3%未満だと思います。一方で、その3%の人たちはもっと稼いでいます。

多くのスタイリストは戦略的にビジネスを行っていないため、生活費を稼ぎ出すことも難しい状況です。でもあなたは違います。これからしっかりと戦略を練り、着実にビジネスを軌道に乗せていきます。十分に年収1,000万円超えを目指せるはずです。

ちなみにパーソナルスタイリストとして稼ぎ出せる金額の上限は、年商2,000〜3,000万円程度だと思います。目標は高く設定して、ぜひ年商3,000万プレーヤーを目指してみてください。

補足ですが「年収」と「年商」は違います。年収はすべての収入から経費などを差し引いた金額になります。ただ、パーソナルスタイリストの仕事は粗利が高いので、年商と年収はそこまで大きな違いはありません。

パーソナルスタイリストとしてギリギリ食っていける生活レベルを目指すのか。年収1,000~3,000万円を目指すのか。すべては戦略次第です。

せっかく起業するからには、あなたにはしっかり稼いでもらいたいと思っています。

この講座の中では、今の僕にお伝えできるノウハウをすべてお伝えするつもりです。2章以降の具体的な内容もしっかりと読み込んでください。

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