1-2 パーソナルスタイリストとはどんな仕事なのか?



こちらのページではパーソナルスタイリストとはどのような仕事なのかについてお伝えしたいと思います。

まず理解すべきなのは、芸能人やモデルをスタイリングする「スタイリスト」と、一般人を対象にスタイリングをする「パーソナルスタイリスト」は、まったく別の職業だということです。

こちらのコンテンツで解説しているのは、後者の「パーソナルスタイリスト」についてです。

メディアで活躍するスタイリストは超ハードな職業




ちなみに雑誌やメディアで活躍するスタイリストを目指すためには、まずは大御所スタイリストの元で数年間のアシスタントを経験する必要があります。

ほぼ年中無休に近い状態で、朝から晩まで働きます。しかも給料は激安です。その中で仕事を覚え、人脈を作り、独立に向けて準備を進めていきます。およそ独立まで3〜5年掛かると言われています。

外から見ると、とても華やかな世界のように感じますが、非常にシビアな世界です。とにかく忙しいし、師弟関係がはっきりとしている、完全な縦社会です。

そして今はかつてのように雑誌が売れる時代ではありませんので、スタイリストの需要は確実に減っています。

僕自身もかつて憧れていた業界でしたが、想像以上に厳しい世界だと思います。

具体的にどんな仕事をするのか?


一方でパーソナルスタイリストは芸能人やモデルではなく、一般の方をコーディネートする仕事です。とは言っても、具体的にどんなことをお客さまに提供しているのか、なかなかイメージが付きにくいかと思います。

具体的には以下のようなサービスをご提供しています。

ショッピング同行




パーソナルスタイリストと言えばまず最初に思い浮かべるのが「ショッピング同行」だと思います。

お客さまと一緒にショッピングに回って、似合う服をご提案する。これがメインの仕事になります。僕も独立して10年以上経ちますが、未だにこの仕事をメインとしています。

およそ2〜4店舗を回りながらお客さまに似合う服をご提案します。だいたい1回のショッピング同行で2〜3.5時間ほど使います。

サービス単価はスタイリストによりますが、1回あたり1.5万円〜5万円までと幅広いです。平均値としては2.5〜3.5万円ほどになります。ちなみに僕は1回10万円でサービス提供をしています。この辺りの理由については、また後のページで詳しく解説していきます。

個別カウンセリング




ショッピング同行の前に、お客さまのファッションに対する悩みをヒアリングします。これを「個別カウンセリング」と呼びます。

カウンセリングは主にカフェやホテルのラウンジで行います。事前にお客さまにお会いして、ご自身の見た目や雰囲気を知ったり、ご本人の要望を聞いておくことで、ショッピング同行がスムーズに行えるようになります。

カウンセリングのみを3,000円〜1.5万円で販売することもできますし、カウンセリングを無料にして、ショッピング同行へ繋げることもできます。

クローゼット診断




お客さまのご自宅に伺ってクローゼットを拝見する。そしてファッションアドバイスを行う。このような仕事もあります。僕自身、クローゼット診断を積極的に行っていた時期もあります。

お客さまはどの服がおしゃれで、どの服はイマイチなのか、自分で判断することができません。そこでプロの力を使って、「捨てる物」と「活かす物」を徹底的に振り分けていくのがクローゼット診断の役割です。

クローゼット診断は5000円〜1.5万円ほどの価格帯で販売します。

クローゼット診断からショッピング同行にも繋がりやすいので、サービスプランの中に用意しておくと良いでしょう。

講演・セミナー




多くの人前に立ち、公演やセミナーを行うのもパーソナルスタイリストの仕事の1つです。中にはセミナー業をメインで行っているスタイリストもいます。

たとえば、結婚相談所が主催する「婚活ファッションセミナー」を行ったり、会社の新入社員向けに「スーツの着こなし術セミナー」を行うということもできます。

自分で企画をしてお客さまを集める場合もありますし、企業からお声を掛けてもらうこともあります。

価格帯は幅広く、1回のセミナーで5〜20万円くらいまで、価格を設定することができます。これを月に2〜3本取れると大きな収益源となります。

出版




「スタイリストとして本を出版する」

これは多くのスタイリストが目標に掲げているものです。人をコーディネートするだけがスタイリストの仕事ではありません。文章を通して人をおしゃれにする。これも立派な仕事の1つです。

■本を出版する
■雑誌やメディアの取材を受ける。


このような仕事もあります。つまりスタイリストにとって、分かりやすい文章を書けるということは、とても大きな武器となります。

スクール運営




「スクール運営」もスタイリストとして収益を上げるための方法の1つです。

ファッションレスキューさん、フォースタイルさん、ソーニョスタイリングさんなど、成功しているパーソナルスタイリストは必ず養成講座を主催しています。

スタイリングサービスを提供する側ではなく、あえて教える側になる。 これはどの業界でも行われているビジネスモデルの1つです。

■ABCクッキングスタジオ
■カメラマン養成学校
■美容室経営スクール
・・・etc

業界ごとに様々なスクールが存在します。

客単価も高いため、実は大きな収益源となります。のちのちの選択肢の1つとして覚えておいてください。

アイディア次第で仕事の幅はどんどん広がる


このようにパーソナルスタイリストには様々な仕事があります。これ以外にもちょっとした考え方次第で、新しい仕事を自分で生み出すことができます。

たとえば、ファッション系YouTuberになって、広告費で生計を立てるというのも選択肢の1つです。簡単ではありませんが、本気になればこのジャンルで一番を取ることも不可能ではありません。(後ほど詳しく解説します)

またオンラインスクールオンラインサロンというビジネスモデルもあります。インターネット上でファッションの基本を教えるというのも、旬なビジネスの1つです。(こちらも後ほど詳しく解説します)

このようなビジネスは月額制のモデルなので、1つ持っておくと経営が安定します。

複数のサービスを掛け合わせる


ここでみなさんに覚えておいてもらいたいのは、頭を柔らかくて、どんどん新しいビジネスを生み出してもらいたいということです。

そしてショッピング同行だけで利益を出すのではなく、上記のような様々なサービスを掛け合わせながら、トータルで利益を上げることを意識してください。

1つだけのサービスだけに頼ってしまうと、なかなか生計を立てるのは難しいです。まずは上記の中から最低でも3個は取り組むようにしてください。そしてトライ&エラーを積み重ねながら、自由な発想で新しいビジネスを生み出していくことが大切です。

僕たちはスタイリストであり、一人の起業家でもあります。常に新しいアイディアを練ってください。

他のスタイリストがどんなビジネスをしているのか、そして他の業界ではどんなビジネスがトレンドになっているのか。常にチェックすることが大切です。

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