あなた独自のブランドを築く際に大切になるのが「屋号」です。
それぞれのパーソナルスタイリストが独自の屋号を持っています。あなたも自分だけの「屋号」を作る必要があります。
どのような屋号を付けるのかは個人の自由ですが、いくつか覚えておくべきポイントがありますので解説したいと思います。
ネーミングで最も大切なこととは?
屋号というのは、いわばあなたのサービスの看板です。そこにはストーリー性や明確な理由があると説得力が増します。
僕の場合「SO styling」という屋号を使っています。ちなみに「SO」というのは僕の名前のイニシャルです。「styling」はお客さまをスタイリングするという意味合いで、多くのパーソナルスタイリストが使っている表現の1つです。
ストーリー性のような物は特にありませんが、分かりやすいネーミングかと思います。
屋号を付ける時に注意すべきなのは、まずは分かりやすいこと。そして読みやすいことです。
英語の表記は確かに格好いいですが、読みにくい場合もあります。あくまでお客さまに覚えてもらいやすい、シンプルな名前にすることが大切です。
ここで同業他社の例をいくつかご紹介したいと思います。
具体例をご紹介します
■for style(フォースタイル)
■sogno styling(ソーニョスタイリング)
■ライフブランディング
■チェンジングミー
■ファッションレスキュー
■cagibi(カジビ)
■lulustyling(ルルスタイリング)
■SO styling(ソースタイリング)
あなたはどのネーミングに惹かれたでしょうか?
ちなみに格好良さと分かりやすさというのは全くの別物です。名前を聞いただけで、なんとなくサービスが連想できるネーミングが理想的です。
この中だと僕が優秀だと思うのは、
■チェンジングミー
■ファッションレスキュー
この2つです。「ファッションのサービスなのだ」ということがすぐに分かりますよね。これはお客さま目線を取り入れた、良いネーミングだと思います。
一方でイマイチなのは・・・
■sogno styling(ソーニョスタイリング)
■cagibi(カジビ)
この2つです。「sogno styling」はきっと大半の人は読めないはずです。「cagibi」もまた読みにくいです。音の響きや読みやすさもネーミングにおける重要な要素となります。
3つのポイントを押さえながら考える
ネーミングにおいて重要なのは以下の3つです。
■読みやすいこと
■サービスを連想できること
■ストーリー性があること
この3つをイメージしながら、あなた独自の屋号を考えてみて下さい。
屋号はホームページのドメインにも使いますし、銀行口座にも使います。法人化する際にも使う可能性が高いです。自分自身が満足のいくものをとことん考えてみてください。
番外編:画数も一応気にしておく

これは番外編として頭の片隅に置いてください。
屋号において、画数を気にする経営者は意外と多いです。僕自身も法人化の際には画数をとても気にしました。一度決めたら長く使うものですので、画数の良し悪しも一応見ておくと安心です。
以下、便利なツールをご紹介します。こちらで確認しながらネーミングを進めると良いでしょう。
▼社名占い.net
https://xn--n8jx07h2oa930j.net/smp/
肩書き

そしてもう1つ重要になるのが「肩書き」です。
「パーソナルスタイリスト」というのは肩書きの1つです。ただ、この肩書きは既に商標登録をされているため、パーソナルスタイリスト養成スクールの卒業生しか名乗ることができません。
僕は以前「パーソナルスタイリスト大山 旬」と名乗っていましたが、今では「スタイリスト大山 旬」と名乗るようにしています。
ただ、”パーソナルスタイリスト”も”スタイリスト”も肩書きとしてはインパクトが弱いです。
僕がどんなスタイリングを得意としているのかが全く見えてきません。そこで僕は「経営者のためのスタイリスト」という肩書きを使うようにしました。
この肩書きに変えてから、僕の強みが明確になり、よりブランディングが加速しました。
そこであなたに考えてもらいたいのが、「◯◯のためのスタイリスト」という分かりやすい肩書きです。いくつか例を出してみますね。
■働く女性のためのスタイリスト
■ぽっちゃり体型の人のためのスタイリスト
■身長が低い人のためのスタイリスト
■薄毛男性のためのスタイリスト
■モテたい男性のためのスタイリスト
これらを参考にしながら、あなた独自の肩書きを考えてみてください。
肩書き次第で仕事が決まる?
肩書きというのは、これまであなたが考えてきた「コンセプト」と密接に関わるものです。
あなたが掲げているコンセプトを分かりやすく肩書きに落とし込むことが大切です。肩書きにインパクトがあると、多くの人の記憶に残ります。そしてメディア取材を引き寄せます。
僕も「経営者のためのスタイリスト」という肩書きに興味を持ったテレビ局から取材の依頼がときどき来ます。「ただの肩書き」が人の興味を引き寄せるのです。
あなたが自己紹介をする時には、必ずこの肩書きを名乗るようにして下さい。名刺やホームページにもこの肩書きを必ず入れましょう。
またブログやツイッターで発信する時にも「経営者のためのスタイリスト大山 旬です」というように、肩書きをあえて名乗るようにしてください。何度も何度も口に出すことで、多くの人の記憶に定着させることが大切です。
■なるべく分かりやすいこと
■長すぎないこと
■専門性が感じられること
この3つを考慮しながら、あなたらしい肩書き(キャッチコピー)を作ってみてください。
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