みなさんからよく頂く質問の中には、以下のようなものがあります。
■事務所は必要ですか?
■会社の住所はどうしていますか?
■電話は必要ですか?
■法人と個人事業主、どちらがいいですか?
これらの項目はきっと気になる方も多いと思います。1つずつ解説してみたいと思います。
事務所は必要なのか?
結論から言うと、事務所は特に必要ありません。
ブログを書いたり、ホームページを作ったり、このような作業は自宅やカフェで十分できます。お客さまのカウンセリングはカフェやホテルのラウンジで行いますし、ショッピング同行にも事務所は必要ありません。
初期の段階では、なるべく大きな固定費が発生しないようにすることが大切です。そのため事務所は必要ありません。
といいつつ、僕は事務所を持っています。自宅から歩いて5分くらいの場所に、事務所兼撮影スタジオとして物件を借りています。事務所と言っても、ふつうの1LDKのアパートです。
資金的な余裕が出てきたら、簡単な事務所を設けるというのも良いでしょう。いずれにせよ、しばらくの間は事務所は必要ありません。
住所はどうするのか?

ホームページには所在地を記載する必要があります。
自宅で仕事をしているからといって、自宅の住所をホームページに載せるのはリスキーです。プライバシーの問題もありますし、自宅の場所によっては、「この会社はあまり儲かっていないな」と思われてしまいます。
そこで活用すると便利なのが、「バーチャルオフィス」です。実際に物件を借りるのではなく、住所だけを借りることができるサービスです。
僕もこのようなサービスを独立2年目からずっと使っています。以下のページの記載がとても分かりやすいので目を通してみてください。
▼ナレッジソサエティ
https://www.k-society.com/virtual_office/about/
バーチャルオフィスの住所を会社の所在地として記載します。会社宛の郵便物は月に一度、バーチャルオフィスから自宅へ転送することができるので便利です。
様々なバーチャルオフィスがありますので、一度グーグルで検索してみてください。価格は会社によってそれぞれですが、月額1,000円〜5,000円くらいのところが多いです。比較しながら契約すると良いでしょう。
こちらを使うことで、個人宅の住所を公開しなくて済みますので、ぜひ積極的に活用してください。
電話は必要ですか?

結論から言うと、あまり必要ではありません。インターネットやスマホが普及している時代です。わざわざ電話で問い合わせたいという人は少ないです。ホームページのお問い合わせフォームから、気軽に問い合わせをしたいという人の方が多いです。
そのため、電話番号を載せる必要はありません。個人宅の電話番号を載せるのもリスクがありますし、携帯電話の番号を載せると、かえって「ここの会社、儲かっていないのかな」と感じさせてしまうからです。
「あえて電話番号は載せない」というのもありです。
一方である程度の規模感のパーソナルスタイリストは必ず電話を設けています。電話番号を載せることで信頼感が高まるからです。
僕も電話窓口を用意しています。といっても事務所に電話を用意するのではなく、下記のようなサービスを利用しています。このサービスを使うことで、掛かってきた電話を24時間、365日、携帯電話に転送するようにしています。
▼転送電話サービス
https://tensou.toones.jp/
このようなサービスも頭の片隅に置いておくと良いでしょう。
法人と個人事業主、どちらがいいですか?

スタイリストとして独立する際、法人と個人事業主、2つの選択肢があります。どちらにもメリットとデメリットがありますが、まずは個人事業主として始めて、事業が軌道に載ってきたら法人に切り替えるのがおすすめです。
何度もお伝えしているように、パーソナルスタイリストとして利益が上がるようになるまでには一定の時間が掛かります。法人化するためには色々と費用が掛かりますので、できれば最初は個人事業主で始めてみてください。
毎年600万円以上の利益が出るようになれば、法人化も検討してください。法人化することで、税金が安くなりますし、信頼性も大きく高まります。
どこかのタイミングで法人化できるように、着実にビジネスを成長させていきましょう。
僕の場合、法人化するまでに10年掛かりました。みなさんはもっと早く、5年を目処に法事化を目指してください。
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