5-8 クローゼット診断



お客さまの自宅に伺って、クローゼットの中身を確認。必要なものと、捨てるものを仕分け、コーディネートの提案をするのが「クローゼット診断」です。

・自分ではなかなか服を捨てられない
・どれが良い服で、どれがダメな服なのかが判断できない
・プロにズバッと言ってもらいたい

このような悩みを持つ人は多いです。

もしお客さまを根本からおしゃれにしたいのであれば、ショッピング同行で新しい服を買うだけでは完璧とは言えません。

今、どんな服を持っているのかを把握して、余分なものはすべて捨てる。そして足りないものだけを買い足すのが最良の手段です。できればショッピング同行の前にクローゼット診断を行うことができると、その後のサービスもスムーズに進みます。

クローゼット診断の方法




続いてクローゼット診断の具体的な方法について解説したいと思います。

まずはお客さまのご自宅に伺います。集合時間の15分前には余裕を持ってご自宅周辺に到着するようにしましょう。

ご自宅に着いたら、いきなりクローゼット診断を行うのではなく、まずは対面でお話をしましょう。どんなことに悩まれているのか。どのようなファッションに変わりたいのか、しっかりとヒアリングしてください。

理想的なのは、個別カウンセリングとクローゼット診断を同じタイミングで行ってしまうことです。クローゼットの中身を見る前に、「どのようなファッションを目指すのか」が明確になっていると、スムーズに服を捨てることができます。

実際のクローゼット診断




まずはアイテム毎に必要な数を決めておくと良いでしょう。たとえば「私服用のシャツは3枚を上限にする」このように決めておくのです。そしてたくさんのシャツの中から、残しておく3枚を探し、それ以外は「捨てるもの」に分類します。

つまり、クローゼット診断ではアイテムごとに仕分けをしていきます。まずはシャツから見て、次はボトムス、次はニット・・・ このようにアイテムごとに診断をして、残すものと捨てるものを振り分けるようにしてください。

捨てる服の基準を明確にする


クローゼット診断の際、あらかじめ「捨てる服の基準」を明確にしておくと便利です。

・5年以上前の服
・くたびれたり、擦り切れている服
・デザイン的に使いにくい服


これらは捨てる対象になります。事前のミーティングの段階でお客さんと共有していると、「捨てる理由」が明確になりますので、とてもスムーズです。

保留ボックスを作る


思い出の服や、貰い物の服、または高かった服は、お客さまも捨てるのを躊躇します。そういう場合は無理に捨てさせるのではなく、とりあえず「保留ボックス」に入れておきます。

そして半年〜1年間様子を見て、もし一度も使うことがなかったとしたら捨ててもらう。それが一番スムーズです。

なるべく大胆に、「残す服」と「捨てる服」を判別します。捨てる服の大半は、お客さま自身も「捨てるべき服」だということを自覚しています。結局は、最後のひと押しが欲しいだけなのです。思い切ってどんどん服の数を減らしてください。

ちなみに「残す服」は写真を撮って、保存しておきましょう。後のショッピング同行に活かすことができます。

買取業者を紹介する




「捨てる服」は実際にゴミ袋に入れて捨ててもらうのもいいですし、どうしてももったいないという人には、以下のような買取業者を紹介してください。

▼2nd street
https://www.2ndstreet.jp/

▼キングファミリー
https://www.kingfamily.co.jp/

捨てるよりも売るほうがまだ気がラクだという人もいます。他にはH&Mのリサイクルに出すというのもおすすめです。

▼H&Mのリサイクル
https://www2.hm.com/ja_jp/ladies/shop-by-feature/16r-garment-collecting.html

メールベースの診断もあり




実際にご自宅に伺うだけがクローゼット診断ではありません。

メールやLINEを使って、手持ちの服を写真に撮って送ってもらう。それを見ながら「捨てる」「残す」を伝えていくというのも1つの手段です。

「自宅にはあまり来てほしくない」という人もいますので、訪問かメール、どちらをご希望なのかを事前に聞いてみると良いでしょう。

正直、自宅に訪問する場合は往復の交通費も掛かりますし、拘束時間も長くなります。メール相談の方が手間が掛かりません。

一方で実際に訪問することで、その後のショッピング同行にも繋がりやすくなります。それぞれにメリットとデメリットがあることを覚えておいてください。

クローゼット診断の価格設定


クローゼット診断の価格は、1〜2万円ほどに設定すると良いでしょう。実際に訪問される場合、自宅から1時間以内でしたら交通費は取らない方が良いです。

一方で遠方の場合には往復の交通費を頂くようにしてください。

メールベースの相談の場合は、訪問よりも3,000〜5,000円ほど値引きしてあげると良いでしょう。

クローゼット診断から技量を磨く


クローゼット診断を通して、一般の方はどのような服選びの失敗をするのか。どうすればより良いファッションに変われるのか。自分なりの考え方が少しずつ磨かれていきます。

クローゼットは本当にその人の性格をよく表すものです。ぜひたくさんの経験を積んで、ご自身の成長に役立ててください。

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